目に見えるものだけで判断しない
致知 11月号
根を養う
人生の苦しみや悲しみが人生の根を深くする
【目で見えるものだけで判断しない】
まずは松崎運之助さんの、「姿格好だけで判断し、どれだけ母が愛情深く一所懸命子育てをやっているかは全く見ていない学校教育には失望しました」という文に衝撃を受けました。
日本の学校教育が全てこんな事はないでしょうし、少数派なのは分かっています。
それ以上に、私自身が人や物事の表面上だけを見て判断するような人間になっていないか不安になりました。
人は様々な個性や欠点がありますが、必ずその人に合った対応や寄り添い方をすれば、生き生きと過ごすことが出来ます。
仕事でも、使えない社員がいるのではなくて、その社員を使えないように動かしているのはその会社・上司である。
それを信念に、全ての人が才能を開花させてあげられる方法があると考えて過ごしています。
しかし、現実としてそのように出来ているのか?
うまく行かない時に人のせいにしているのでは無いか?
松崎さんのように、人生の考え方を180°変えるような体験はしていないが、毎日0.01°ずつでも変わっていき、50年かけてでも修正していかないといけないところである。
自分さえ良ければいいという考えでは、社会的成功は収められたとしても、人間的成功は収められない。
成金を目指さず、人が憧れるような人間性を身につけていきます。