完璧を常に追求する
鈴木大拙が残した言葉
【完璧を常に追求する】
諏訪弘樹
私は鈴木大拙をほとんど知らない。
しかし、今までたくさんの本が出版され、こんなにも多くの人に語り継がれる存在であるのには、理由があるはずである。
この対談から気づいた事は、この方は人生の晩年になっても世のため人のためと考え身を挺していた事と、苦労を苦だと感じていない事。
致知に出てこられる方は必ず、自分や身の回りの人の為といった小さい枠組みの中ではなく、世界の1人残らず幸せにしようという気持ちを持っている。
私はまだまだ未熟で、自分の成功に囚われすぎている部分がある。
自分が幸せで無ければ人を幸せに出来ないのか?
それは分からない事だが、現状働くという事は、人のためになるものを提供して、対価としてお金をもらうという事。
そう考えると、人のためと考えて働けていなければ、成功は長続きしないのかもしれない。
そして、苦労を苦だと感じないのは、基準が高いからだろう。
私は特に、「これでいいだろう」と100%を出し切らずに、まぁまぁの成功で満足してしまうところがある。
それでは頑張っても凡止まり。
当たり前の基準を高めて、自分を磨き続けていかなければ、成長は止まり下り坂を転がり落ちていくだけだろう。
今やれる事は、すべての物事を何のために、誰のためになっているのかをよく考え、人のために動くこと。
そして、毎日の仕事から反省改善を行い、完璧を常に追求する事。
人より出来ない分、努力していかなくてはならない。